2017年05月27日

東北大学知のフォーラム市民公開講座「川島隆太教授のテレビいきいき脳体操セミナー」に参加しました



 東北大学知のフォーラム市民公開講座「川島隆太教授のテレビいきいき脳体操セミナー」が、2017年5月27日に開催されました。
 本公演は三部構成で、川島 隆太 教授(東北大学スマート・エイジング国際共同研究センター長 東北大学加齢医学研究所所長)の講演や仙台放送でおなじみの「川島隆太教授のテレビいきいき脳体操」の実演を通じて、正しい歳の取り方について学びました。

 第一部は川島先生が提唱するスマート・エイジングについての講演でした。若いころに戻るというアンチ・エイジングではなく、より賢く成長していくというスマート・エイジングという考えが重要であり、常に知的好奇心を持って生活することが良いと説明されました。川島先生は参加している元気なご高齢の方々を見渡して「ここにいる皆さんは元気そうですから問題なさそうですね。」と、終始笑いが絶えない講演でした。

  • 川島先生の画像

    川島 隆太 教授(東北大学スマート・エイジング
    国際共同研究センター長 東北大学加齢医学研究所所長)

  • 会場の画像

    会場の様子

 第二部は参加者の疑問や悩みについて、5人のパネリスト(小笠原 康悦 教授(東北大学加齢医学研究所 生体防御学分野)、荒井 啓行 教授(東北大学加齢医学研究所 脳科学部門 老年医学分野・東北大学病院老年科 科長)、吉田 浩 教授(東北大学経済学研究科 加齢経済学・高齢経済社会研究センター)、佐藤 昭 氏(塩竈市長)、伊藤 眞治 氏(株式会社公文教育研究会 学習療法センター副代表))が答えていくというものでした。定年が伸びる中での社会問題や自治体における介護予防の現状などといった、医学の垣根を超えた多岐にわたる質問があり、5人のパネリストが分かりやすく最新の研究報告を交えて答えられていました。

 第三部では「川島隆太教授のいきいき脳体操」に聴講者全員が挑戦しました。両手を使った後出しじゃんけんやイラストの暗記、文字の並び替えなどの簡単な問題を通して頭の体操を行いました。会場のあちらこちらから「出来た!」の歓声や「難しすぎる……」の落胆の声が上がり大いに盛り上がりました。

  • パネリストの画像

    パネリスト

  • 聴講者の画像

    「川島隆太教授のいきいき脳体操」に挑戦する聴講者

 日常のちょっとした工夫がスマート・エイジングに繋がり、超高齢社会と正しく向き合うことになると感じる機会となりました。