2016年1月18日 「科学・技術の地産地消」ワークショップ

「【Arduinoで簡単データ取得】照度センサー編」講座に参加しました
 

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照度センサについて説明する講師の平岡さん

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使用したArduino(青色)とブレッドボード(白色)

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講師から指導を受ける参加者

「【Arduinoで簡単データ取得】照度センサー編」講座(主催:特定非営利活動法人natural scienceと東北大学)が1月18日、東北大学片平キャンパスの知の館(TOKYO ELECTERON House of Creativity)で開催され、大学生から社会人までの約10名が参加しました。

このワークショップは「アイディアを形に」をコンセプトに、技術やノウハウ等の地域資源を共有化しながら、知的好奇心がもたらす成長の連鎖を生み出すことを目的として行われたものです。今回は簡単に回路設計を行うことができる「Arduino」と呼ばれるマイコンボードと照度センサを使用する講座が開催されました。

Arduinoはマイコンや端子が搭載された手のひらサイズの基盤。これをブレッドボード(電子部品を差し込み回路を設計する基盤)やパソコンとつなぎ、パソコン上でスケッチと呼ばれるプログラムを作成しマイコン上に書き込むことで動作します。

講座では、講師の平岡孝一さん(大阪大学大学院生命機能研究科)からArduinoの使い方や電子部品の特性、明るさの単位である照度などについて説明がありました。その後、Arduinoと照度センサの一種であるフォトトランジスタと呼ばれる光の強さに応じて電流が発生する電子部品を用いて、室内の明るさや携帯電話のカメラのフラッシュの明るさを測定したり、赤外線用のフォトトランジスタやLEDを用いて、近くの物体の有無を検知したりする回路を作成しました。

参加した学生は「簡単に回路を組むことができ、楽しみながら学ぶことができる」とArduinoの手軽さを実感していました。ワークショップは今年の3月まで毎週開催され、事前の申し込みを行えば誰でも参加することができます。