2021年3月26日

東北大学共創戦略センター×東北大学知の創出センター連携Webinar「世界に貢献、地域に還元―国際共創戦略とMoonShot構想力―」を開催いたしました

 2021年3月26日(金)、東北大学共創戦略センター×東北大学知の創出センター連携Webinar「世界に貢献、地域に還元―国際共創戦略とMoonShot構想力―」が、Zoomを用いたオンライン形式で開催されました。

 初めに、青木孝文 東北大学理事・副学長 (企画戦略総括、プロボスト、CDO) より、開催挨拶として、本イベントの開催趣旨をお話しいただきました。青木理事からは、大野総長が掲げる「東北大学ビジョン2030」のもと、大学外人材の協力も得るなど、開かれた視点からの大学と社会の共創を目指している旨、お話しいただきました。

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    青木 孝文
    (東北大学 理事・副学長 (企画戦略総括、プロボスト、CDO)

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    佐々木 啓一
    (東北大学 共創戦略センター長)

 次に、佐々木啓一 東北大学共創戦略センター長にご講演いただきました。同センターは、企業や自治体との協働の促進など、様々なステークホルダーをつなぐ役割を担っています。講演では、同センターの「The Next Decade事業構想」の紹介を通じて、災後10年及びポストコロナを見据えた共創戦略センターの意義と役割についてお話しいただきました。

 続いて、森正弥 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社執行役員・東北大学特任教授による基調講演が行われました。森氏は、DX (Digital Transformation) によって、顧客のみならず、働き手やビジネスパートナーにも充実した「人間体験」 (Human Experience: HX) を提供する必要性が高まっているとの立場から、「人間体験 (HX) に基づくDX」の重要性についてお話し下さいました。

 Webinar後半では、「ポストコロナに向けた国際産学官連携のエクスポネンシャルでムーンショットな戦略」と題して、佐々木啓一氏と森正弥氏とのパネル討論を行いました。パネル討論にあたっては、成田美子共創戦略センター特任教授にコーディネーターを務めていただきました。

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    森 正弥
    (デロイト トーマツ コンサルティング合同会社執行役員 / 東北大学特任教授)

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    パネル討論の様子

 本討論では、エクスポネンシャルな科学技術の進歩とポストコロナ時代の到来を見据えつつ、世界への貢献および地元経済への還元につながるムーンショットな構想力をいかに醸成するかについて議論して頂きました。参加者からも多くのご質問やご意見をいただき、活発な議論が行われました。

 今回のWebinarでは、東北大学が目指す社会共創について議論をおこないました。
参加された学生、企業人や市民の方々に有意義な場となったのではないかと思います。沢山のご議論、ありがとうございました。

リンク:www.tfc.tohoku.ac.jp/tfcfund/2020/oa/20210326_event.html