産学連携技術探索プロジェクト

「デジタル社会に貢献する技術革新と価値評価」

東北大学と東京エレクトロンが連携し、20年あるいは30年先のデジタル技術を駆使した未来における さまざまな社会課題の解決に向けた協働研究シーズを見出し、企業と大学の「デジタル未来社会オープンイノベーションプラットフォーム」の構築を目指します。
また、企業と大学が共同で進める活動価値を評価する手法の確立も目指します。


オーガナイザー

森嶋 雅人(東京エレクトロン/知の創出センター 特任准教授(客員))
福島 康裕(東北大学大学院 環境科学研究科 教授)

詳細はこちら ▶

活動計画

製品を通じてユーザーがサービスを享受する際に、製品のバリューチェーン全ての段階においてさまざまな形で、環境撹乱などサステナビリティへのネガティブな影響が発生しています。 これを俯瞰的に把握し、製品のフットプリントとして定量的に可視化するのはライフサイクルアセスメント(LCA)の従来の典型的な応用です。 これに対し、企業がその製品やサービス、製造方法を通じて生み出すことのできるサステナビリティへのポジティブな変化も、バリューチェーンのすべての段階で発生しています。 また、企業は直接製品のバリューチェーンに属さない活動によっても、社会にポジティブな影響をもたらすことができます。 そのようなポジティブな変化を包括的に定量化する、ハンドプリントという考え方が近年提案されており、LCAの新しい応用先として注目されます。
 本研究では、情報技術とその運用によるサステナビリティへの貢献に関する理解を深めること、フットプリントの削減とハンドプリントの充実の両方を用いて企業の活動の指針とすることで、 サステナビリティの多様な課題を包括的に捉え社会の課題に効果的に立ち向かう経営方針を立てることができるようにすることを目指した活動を展開します。

活動報告