募集要項
■ 募集人員
20名
■ 募集対象
日本国内の高等学校に通っている1,2年生の女子で、かつ次の要件を満たすもの。
1 女性科学者としての将来を考えている方。
2 短期的・長期的な視野で物事をとらえ問題・課題意識を持っている方。
3 当該問題・課題を解決に向けての行動を実践している方。
当日のスケジュール
- 3月5日(木)
- 10:00 – 10:30
- 集合 (知の館 TOKYO ELECTRON House of Creativity) [アクセスマップ]
- 10:30 – 11:45
- 東北大学研究室見学
- 12:00 – 13:00
- 昼食
- 13:00 – 15:05
- 女性研究者の講演会、東北大学サイエンス・エンジェルの活動報告
- 15:20 – 17:00
- 参加者によるグループ討議
- 17:20 – 17:50
- グループ討議発表
*詳細な予定は、 プログラムをご確認ください。
昨年の活動についてはこちら
■ 支援内容
・最寄りの駅などから仙台までの往復の交通費
・イベント参加中のホテルの宿泊費などの経費
*個人の支出に係る部分は負担しません。
■ 申込方法
下記の申込書に必要事項(学生証の写しも添付してください。)を記載の上、
電子メールにてasu-sozo★ml.tohoku.ac.jp(★を@に変えて送信下さい)へ申請してください。
応募者多数の際には、書類選考で結果をお知らせいたします。
■ 申込書
ダウンロード[ Word]
■ 申込締切
2019年12月13日(金)
講師紹介
ナビゲーター
大隅 典子 先生
東北大学副学長
(広報・共同参画担当)
東京医科歯科大学歯学部卒。同大学院修了後、同大学助手、国立精神・神経センター神経研究所室長を経て、1998年から東北大学大学院医学系研究科教授。2018年4月より現職。
〜 大隅先生からのメッセージ 〜
あなたは将来、どんな仕事をしたいですか?
大学に進学することは、夢に近づくための一歩ですが、大学入試はゴールではありません。
自分が好きでなおかつ得意なことを職業にすることができればベストですね。私は脳科学の研究をしていますが、これは「スピード・変化・自由」が好きな私に向いている仕事です。
「みんなちがって、みんないい」。これは金子みすゞの「わたしと小鳥とすずと」という詩の最後の言葉です。皆さん、自分の好きなことにチャレンジする人生を楽しんでください。
講師
倉永 英里奈 先生
東北大学大学院
生命科学研究科 教授
九州大学農学部卒、東京大学大学院農学生命科学研究科修士課程修了、大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了。2004年3月博士(医学)。2004-2006年東京大学薬学部助手、 2010年まで同講師。2011-2016年理化学研究所発生・再生科学総合研究センター・チームリーダー、2016年4月より現職。
〜 倉永先生からのメッセージ 〜
『知之者不如好之者、好之者不如楽之者』
「好きこそものの上手なれ」という ことわざがありますが、
「楽しむ」ことは「好き」よりもっと凄い!との論語です。どんなことをしていても、嬉しいこと辛いこと、たくさんあります。
それも全部「楽しむ」ことが出来れば「プロフェッショナル」へ最短で近づくということです。私も辛いことたくさんありましたが、私は生き物が大好きで、生命の神秘の謎解きは楽しくてしょうがないのです。
講師
渡辺 寛子 先生
東北大学
ニュートリノ科学研究センター
助教
東京理科大学理工学部物理学科卒。東北大学理学研究科修士課程を経て2012年に博士課程修了。その後、同大学ニュートリノ科学研究センター助教。
〜 渡辺先生からのメッセージ 〜
研究者の醍醐味は「誰も見たことのない世界」の最初の目撃者になれることだと思います。
その実現には様々な困難がつきものですが、思いもよらないところに解決の糸口があるものです。好きなことを突き詰めることも重要ですが、それだけでなく多角的に好奇心を持つことが原動力となると思います。
ソウゾウ力豊かな皆さんとお会いするのを楽しみにしています。
東北大学サイエンス・エンジェル (SA)とは次世代の研究者を目指す中高校生に「女性研究者ってかっこいい!」、 「理系進学って楽しい!」という思いを伝える為に結集した、東北大学の自然科学系女子大学院生です。女性研究者のロールモデルとしてセミナーやイベントに参加し、 科学の魅力・研究のおもしろさを伝えています。愛称は「SA (エスエー)」。普段は宇宙・自然・ロボット・環境・ヒトや動物の身体のしくみなど、それぞれの専門分野で日々研究をしています。
プログラム
3月5日(木)
- 10:00 – 10:30
- 研究室見学者用受付 知の館 (TOKYO ELECTRON House of Creativity) [アクセスマップ]
- 10:30 – 11:45
- 東北大学生命科学研究科 組織形成分野 倉永研究室、東北大学附属図書館農学分館 見学
- 11:30 – 12:00
- 受付 知の館 (TOKYO ELECTRON House of Creativity) [アクセスマップ]
- 12:00 – 13:00
- 昼食 (立食)、自己紹介
- 13:00 – 13:05
- 挨拶 知の創出センター長 早坂 忠裕 教授
- 13:05 – 13:10
- 挨拶 東北大学副学長 大隅 典子 教授
- 13:10 – 13:25
- ご来賓挨拶 東京エレクトロン宮城株式会社 システム開発三部 5Group 実吉 梨沙子 様
- 13:25 – 14:05
- 講演 1「細胞が死んで、動いて、身体をつくる」
講師 生命科学研究科 倉永 英里奈 教授講演内容
私たち多細胞生物では、受精卵、つまり1個の細胞が気の遠くなるようなプロセスを経て生物の形を作り上げていきます。 この神秘的な仕組みを紐解くために、「細胞」が「組織の形」を作り始めるプロセスに注目して研究をしています。研究に適した小さな生き物「キイロショウジョウバエ」が、 幼虫 (芋虫) から蛹の殻の中で成虫 (ハエ) に変化していく様子を、蛍光タンパク質を利用したライブイメージングという手法で可視化して解析しています。 殻の中で「細胞」が「組織」に変わる仕組みを解明することで、多細胞生物がどうやって「細胞」から「生き物」になるのか、理解することが出来るのです。 今回は特に、「細胞の死」と「細胞の移動」が関わる組織形成のin vivoイメージングとその解析をご紹介します。私たちの身体はどうやって作られるのか、小さな生き物と一緒に考えてみましょう! - 14:05 – 14:15
- 休憩
- 14:15 – 14:55
- 講演 2「ニュートリノ観測で解き明かす宇宙・地球の謎」
講師 ニュートリノ科学研究センター 渡辺 寛子 助教講演内容
物質のこれ以上分けられない最小単位「素粒子」の一種であるニュートリノ。 極端に軽い質量を持つことと電気的に中性であることにより、周りのものにほとんど影響されずに太陽・宇宙や我々の住む地球の深部からも大量に飛んできています。 極稀に起きる反応を観測するべく、岐阜県神岡鉱山内にある世界最大の液体シンチレータ検出器「KamLAND」を用いて実験を行なっています。 ミクロなニュートリノを用いて宇宙・地球といったマクロなものの謎を解き明かすという対局に位置するものを結びつけるため、様々なアイディアを出し合い挑戦の日々です。 ニュートリノの性質が徐々に明らかにされている現在、ニュートリノを何かを調べるための道具として使うことが現実のものとなっています。 本講演では私が携わっているニュートリノ観測実験の現在とエキサイティングな未来について紹介します。 - 14:55 – 15:05
- 東北大学サイエンス・エンジェル (女性の理系学生) からの活動報告
- 15:05 – 15:20
- 記念撮影 & 休憩
- 15:20 – 17:00
- グループ討議
*5人のグループで課題について討議します。
*東北大学サイエンス・エンジェル1名がファシリテータとして参加します。 - 17:00 – 17:20
- 休憩
- 17:20 – 17:50
- グループ討議発表
*各グループ持ち時間15分 (10分発表、5分質疑応答) です。 - 17:50 – 18:00
- 修了証書授与
*なお、予定については予告なく変更があることをご了承願います。
アクセスマップ
[講演会会場]
東北大学知の館(TOKYO ELECTRON House of Creativity)
〒980-8577 仙台市青葉区片平2丁目1–1
TEL: 022-217-6292 FAX: 022-217-6293

お問い合わせ
東北大学研究推進・支援機構知の創出センター事務室
〒980-8577 仙台市青葉区片平2丁目1–1
TEL: 022-217-6292 FAX: 022-217-6293
Email: asu-sozo★ml.tohoku.ac.jp (★を@に変更してください)