募集要項
■ 募集人員
20名
■ 募集対象
日本国内の高等学校に通っている1,2年生の女子で、かつ次の要件を満たすもの。
1 東北大学への進学に興味を持ち、研究者としての将来を考えている方。
2 短期的・長期的な視野で物事をとらえ問題・課題意識を持っている方。
3 当該問題・課題を解決に向けての行動を実践している方。
当日のスケジュール
■ 支援内容
・最寄りの駅などから仙台までの往復の交通費
・イベント参加中のホテルの宿泊費などの経費
*個人の支出に係る部分は負担しません。
■ 申込方法
下記の申込書に必要事項 (学生証の写しも添付してください。) を記載の上、
電子メールにて
asu-sozo★ml.tohoku.ac.jp(★を@に変えて送信下さい) へ申請してください。
応募者多数の際には、書類選考で結果をお知らせいたします。 (9月上旬ころ)
■ 申込書
ダウンロード[Word]
■ 申込締切
2016年8月31日 (水) 延長しました! 2016年9月15日 (木)
講師紹介
ナビゲーター
大隅 典子 先生
東北大学大学院医学系研究科
創生応用医学研究センター長
東京医科歯科大学歯学部卒。 同大学院修了後、同大学助手、国立精神・神経センター神経研究所室長を得て、1998年から東北大学大学院医学系研究科教授。
〜 大隅先生からのメッセージ 〜
あなたは将来、どんな仕事をしたいですか? 大学に進学することは、夢に近づくための一歩ですが、大学入試はゴールではありません。
自分が好きでなおかつ得意なことを職業にすることができればベストですね。
私は脳科学の研究をしていますが、これは「スピード・変化・自由」が好きな私に向いている仕事です。
皆さんも自分が好きで得意な方向を探しましょう。もし見つからない場合には、選択肢を狭めないように、なるべくオールラウンドに知識を付けるのがお勧めです。
講師
田中 真美 先生
東北大学大学院
医工学研究科・工学研究科 教授
東北大学工学部卒、大学院工学研究科博士課程前期修了、同大学工学研究科助手、講師、准教授を経て、2008年から東北大学大学院医工学研究科・工学研究科教授。
〜 田中先生からのメッセージ 〜
当たり前のことですが、人生は一度きりです。
そして人生は選択の連続です。自分でよく考え悔いのないように進んでほしいと思います。
特に、好きなことや興味のあることは大事にして欲しいです。一生のかけがえのないものになるかもしれません。
また、自己の高みを上げることはとても大事です。高いところから見る景色はとても広いものになるでしょう。自分の人生を勇敢にそして力強く歩んでいきましょう。
講師
矢野 環 先生
東北大学大学院
薬学研究科 准教授
東京大学薬学部卒、同大学院薬学系研究科博士課程修了、ヨーロッパ分子生物研究所(EMBL-Heidelberg、ドイツ) post-doctoral fellow、大阪府立母子保健総合医療センター研究所研究員、 東北大学大学院薬学研究科産学官連携研究員、助教を経て、2009年から東北大学大学院薬学研究科准教授。
〜 矢野先生からのメッセージ 〜
皆さんの前には無限の可能性に満ちた人生があります。
そこでは今は予想もしないことが役立ったりするでしょう。ですから、自分が興味を持つこと、楽しいと思うこと、また、つらいけどやらなくてはいけないこと、これらすべてに全力で取り組んでください。
その力が “あなたの仕事” “あなたの人生” を形作っていくと思います。そして、皆さんの可能性は私たち世代をも変える力があります。そんな皆さんとお話しできるのが楽しみです。
ファシリテーター
東北大学
サイエンス・エンジェル
東北大学サイエンス・エンジェル (SA) とは次世代の研究者を目指す中高校生に「女性研究者ってかっこいい!」、「理系進学って楽しい!」という思いを伝える為に結集した、東北大学の自然科学系女子大学院生です。 女性研究者のロールモデルとしてセミナーやイベントに参加し、科学の魅力・研究のおもしろさを伝えています。愛称は「SA (エスエー) 」。普段は宇宙・自然・ロボット・環境・ヒトや動物の身体のしくみなど、それぞれの専門分野で日々研究をしています。
プログラム
10月15日 (土)
- 12:30 – 13:00
- 受付 知の館 (TOKYO ELECTRON House of Creativity) [アクセスマップ]
- 13:00 – 13:05
- 挨拶ナビゲーター医学系研究科 大隅 典子 教授
- 13:05 – 13:15
- 挨拶 知の創出センター長 伊藤 貞嘉 教授
- 13:15 – 13:25
- 来賓挨拶 東京エレクトロン株式会社 先端半導体技術部門開発企画部 部長 瀬川 澄江 様
- 13:25 – 14:05
- 講演 1「触覚メカニズムの解明と触覚センサシステムの開発」
講師医工学研究科・工学研究科 田中 真美 教授講演内容
触覚は、五感の一つであり、皮膚を通して感じる感覚です。皮膚は全身分を広げると成人で平均1.8平方メートルと広く、人間の感覚器官の中で最も大きいと言えます。 特に「触れる」ということは能動的な行為であり、自分の手指を用いて対象物を触ることです。 触覚は他の感覚と異なり、対象物と作用反作用の法則に支配されながら,触れることにより相手の形や熱の状態等に変化を生じさせ、変形の仕方や熱の伝達の様子等の情報を手指を通し受け取り感じます。 このときに人はどのように何を変化させ、何を感じているのでしょうか?また、触覚で得られる情報は多様であり、それぞれが複雑に絡み合うこともあり、触覚のメカニズムの解明は極めて困難であると言えます。
今回は、私が取り組んでいる触覚の基礎感覚の中で、粗さや硬さ感についてのメカニズムの解明に関する研究と、開発している触感センサとその応用例や展望について紹介します。 - 14:05 – 14:15
- 休憩
- 14:15 – 14:55
- 講演 2「昆虫というモデル動物からのヒトの病気の解明 〜免疫の仕組みを探る〜」
講師薬学研究科 矢野 環 准教授講演内容
私たちは、たくさんの病原体 (菌、カビ、ウイルスなど) に囲まれて生活しているのですが、これらから防御する仕組み (免疫) があるために健康でいられます。 病原体は、実は、感染するためにいろいろなやり方で私たちを攻撃しようとし、私たちはそれを防いでいるという攻防状態にありますが、病原体が優勢になると感染症に、防御しようとしすぎると炎症になります。
私たちが現在取り組んでいる、ヒトの原因不明の炎症疾患をショウジョウバエという昆虫を利用して解明する研究を中心に、昆虫を「ヒトの病気のモデル動物」として使って、 免疫の仕組みやヒトの病気の原因がこれまでにどのように解明されてきたのか、これからどのような研究ができそうなのかを紹介します。 - 14:55 – 15:25
- 記念撮影及び懇談
休憩 (1階ラウンジにて軽食を食べながら懇談) - 15:25 – 15:35
- 東北大学サイエンス・エンジェル (女性の理系学生) からの活動報告
- 15:40 – 16:30
- バス移動
(宿泊先到着後) 宿泊先でのグループ討議、宿泊部屋などの説明、記念撮影
*宿泊先 (仙台近郊 秋保温泉) - 17:00 – 18:20
- グループ討議
*4人のグループで課題について討議します。
*東北大学サイエンス・エンジェル1名がファシリテータとして参加します。 - 18:30 – 20:30
- 夕食
(以後自由) 宿泊部屋は、グループ討議のメンバー5人での1部屋となります。
10月16日 (日)
- 7:00 – 7:55
- 朝食
- 8:00 – 8:50
- グループ討議発表
- 9:00 – 10:00
- バス移動
- 10:00 – 11:20
- 被災地見学ツアー
- 11:20 – 12:00
- バス移動
- 12:00
- 東北大学片平キャンパス・仙台駅 解散
*なお、予定については予告なく変更があることをご了承願います。
アクセスマップ
[講演会会場]
東北大学知の館 (TOKYO ELECTRON House of Creativity)
〒980-8577 仙台市青葉区片平2丁目1–1
TEL: 022-217-6292 FAX: 022-217-6293

お問い合わせ
東北大学知の創出センター事務室
〒980-8577 仙台市青葉区片平2丁目1–1
TEL: 022-217-6091 FAX: 022-217-6097
Email: asu-sozo★ml.tohoku.ac.jp (★を@に変更してください)