2025年テーマプログラム「因果が織りなす世界」
ショートコース:環境科学におけるベイジアンネットワークの応用
開催概要
LINK: English
日時
2025年10月23日(木) – 2025年10月26日(日)
場所
東北大学片平キャンパス 知の館 (TOKYO ELECTRON House of Creativity) 3階 講義室 [アクセス]
講師
講義1–10:Dr. Riikka Puntila–Dodd (Finnish Environment Institute and Åbo Akademi)
導入講義:Prof. Timo Huttula (TH Environmental Consulting and Finnish Environment Institute)
フリーディスカッションファシリテーター
Timo Huttula (TH Environmental Consulting and Finnish Environment Institute)
珠玖 隆行(東京都市大学)
演習補助
珠玖 隆行(東京都市大学)
水藤 寛(東北大学)
使用言語
講義は英語で行います。ただし、質問は日本語でも可能です。
コース概要
2025年度知のフォーラムのテーマプログラム「因果が織りなす世界」のイベントの一つとして、学生や企業研究者の皆さんを主な対象としたショートコース「Applications of Bayesian Networks in Environmental Sciences」を計画し、その講師としてフィンランド国立環境研究所のRiikka Puntila–Dodd博士とTimo Huttula教授をお招きすることになりました。
因果解析の応用先として重要な分野のひとつに環境管理の問題があるわけですが、フィンランド国立環境研究所ではフィンランド全域の湖沼や河川の管理が総合的に行われており、各地の水流・水質データや人間活動との因果関係を把握することに対して技術開発が進められてきています。特に、ベイジアンネットワークという因果解析手法を用いて生態系の保護や水環境の維持に取り組むことについて最先端の技術と経験を有しており、この機会にフィンランドの研究者の積み重ねてきた知見を日本の学生、研究者、企業人にも共有してもらおう、ということになったものです。なお、このショートコースは、在東京フィンランド大使館に後援いただいています。
このコースでは、まず環境科学において特に重要な手法であるベイジアンネットワークを導入します。その後、モデル構造理論や認知バイアス問題の役割について述べ、さらにベイジアンネットワークが環境科学においてどのように用いられているかを解説します。コースの後半では、概念モデルの計画演習やベイジアンネットワークモデルのケーススタディも予定されています。
前提とする知識
大学初年次程度の数学の知識を仮定します。ただし、ベイジアンネットワークについての事前知識は必要としません。
参加費
無料
参加登録
締切:2025年10月17日(金) 16:00
申込フォーム
旅費
国内の学生の方には旅費を補助する枠があります。希望する方は上記の登録フォームに記入して下さい。個別に連絡します。
スケジュール
- 2025年10月23日(木)
- 16:00 – 16:15
- 受付
- 16:15 – 16:30
- 開講挨拶
- 16:30 – 17:30
- 導入講義
- Challenges and experiences in aquatic modeling in Finland
- 2025年10月24日(金)
- 10:00 – 10:30
- 受付
- 10:30 – 11:30
- 講義 1
- Introduction to Bayesian Networks in Environmental Sciences.
- 13:00 – 14:00
- 講義 2
- Bayesian theory, probability, model structure theory.
- 14:15 – 15:15
- 講義 3
- How to define the variables and model structure?
- 15:30 – 16:30
- 講義 4
- Where do the numbers come from? (incl. paper discussions).
- 16:30 – 17:30
- 自由討論
- 18:00 – 19:00
- 懇親会
- 2025年10月25日(土)
- 10:00 – 11:30
- 講義 5
- The role of cognitive biases (discussion).
- 13:00 – 14:00
- 講義 6
- A very brief introduction to Hugin software (together).
- 14:15 – 15:15
- 講義 7
- How can Bayesian networks be useful in interdisciplinary environmental science?
- 15:30 – 16:30
- 講義 8
- Plan your own model! (conceptual exercise).
- 16:30 – 17:30
- 自由討論
- 2025年10月26日(日)
- 09:30 – 10:30
- 講義 9
- Brief presentations of the participants’ models.
- 10:45 – 11:45
- 講義 10
- Examples of my models (brief presentation and paper discussions).
- 11:45 – 12:00
- まとめと閉会挨拶
資料
事前に配布します。
実行委員
水藤 寛 (東北大学材料科学高等研究所/数理科学共創社会センター)
Timo Huttula (TH Environmental Consulting and Finnish Environment Institute)
樋口 博之 (富士通株式会社/東北大学数理科学共創社会センター)
ポスター
- Download [PDF]
共催



後援

問い合わせ
ucw_bne_organizers★grp.tohoku.ac.jp【★を@に変更してください】