開催概要
近年、利用可能となりつつあるビッグデータからデータどうしの相関関係は抽出できても、それだけでは解決策につなげることは容易ではなく、 どちらが原因でどちらが結果なのかの因果関係を知ることが必要となってきます。富士通と東北大学が共同で設置した 「富士通×東北大学 発見知能共創研究所」は、この問題に正面から取り組み、基礎理論の充実と様々な応用問題への適用を進めています。
この発見知能共創研究所が中心となり、2025年度には東北大学知のフォーラムにおけるテーマプログラムとして、 「Uncovering Causality in Our Complex World」を実施することになりました。今回はそのプレイベントとして、 「因果とは何か」を考え、議論するシンポジウムを企画しました。昨年度の同様の企画を受け、 今回は「因果に対する説明」や「科学的説明」に関する議論を深めようとしています。皆様のご参加をお待ちしております。
LINK: English
日時
2025年02月18日(火) 10:30 – 17:40
会場
- 東北大学片平キャンパス 知の館 (TOKYO ELECTRON House of Creativity) 3階 講義室 [アクセス]
- Webinar
言語
日本語
講演者
井頭 昌彦 (一橋大学・社会学研究科・教授)
大久保 茜 (東京理科大学・理学研究科・修士課程)
清水 裕士 (関西学院大学・社会学部・教授)
張山 昌論 (東北大学・情報科学研究科・教授)
コメンテータ
金杉 武司(國學院大學・文学部・教授)
樋口 博之 (富士通株式会社・コンピューティング研究所 / 東北大学・数理科学共創社会センター・特任教授)
申込フォーム
登録締切:2025年02月17日(月) 15:00
お申し込みは締め切りました。ご応募ありがとうございました。
プログラム
- 10:30 – 10:40
- 開会挨拶・取組紹介
- 水藤 寛 (東北大学・数理科学共創社会センター/材料科学高等研究所・教授)
- 10:40 – 11:40
- 説明可能AIを用いた高信頼ベイジアンネットワークの構築
- 張山 昌論 (東北大学・情報科学研究科・教授)
- 11:50 – 12:30
- 説明可能性向上のための因果発見インターフェースの試み
- 大久保 茜 (東京理科大学・理学研究科・修士課程)
- 12:30 – 14:00
- 昼休み
- 14:00 – 15:00
- 科学的に説明するとはどういうことか –法則・因果・適切性判断–
- 井頭 昌彦 (一橋大学・社会学研究科・教授)
- 15:15 – 16:15
- 心理学における因果推論と説明
- 清水 裕士 (関西学院大学・社会学部・教授)
- 16:15 – 16:45
- 休憩
- 16:45 – 17:30
- 講演者とコメンテータによる総合討論
- コメンテータ:
金杉 武司 (國學院大學・文学部・教授)
樋口 博之 (富士通株式会社・コンピューティング研究所・シニアリサーチマネージャー/東北大学・数理科学共創社会センター・特任教授)
- 17:35 – 17:40
- 閉会挨拶
- 樋口 博之 (富士通株式会社・コンピューティング研究所・シニアリサーチマネージャー/東北大学・数理科学共創社会センター・特任教授)
- 18:00 – 20:00
- 情報交換会
共催
富士通×東北大学 発見知能共創研究所
協力
東北大学 数理科学共創社会センター
お問い合わせ先
富士通×東北大学 発見知能共創研究所
Email: dil_office★grp.tohoku.ac.jp 【★を@に変更してください】