2016年2月22日 「科学技術の地産・地消」ワークショップ
「知的財産権って何だろう?~アイディアを形にした、その後に~」講座に参加しました
知的財産権について説明する講師の佐藤氏
熱心に説明を聴く参加者
「知的財産権って何だろう?~アイディアを形にした、その後に~」講座(主催:特定非営利活動法人natural science、東北大学)が2月22日に、東北大学片平キャンパスの知の館(TOKYO ELECTRON House of Creativity)で開催されました。講師は、佐藤浩昭氏(東北経済産業局特許室特許室長)です。
このワークショップは、「アイディアを形に」をコンセプトに最新技術やノウハウを気軽に学ぶことを目的としています。今回の講座のテーマは「知的財産権」。何か新しいアイディアを形にしたとき、そのアイディアやそれによって創造されたものを守ってくれるのが知的財産権です。今回の講座では、知的財産権はどのようにして取得するのか、どのような条件を満たせば知的財産権を認められるのか、法的にそれはどのように保護されるのかといった具体的な制度の仕組みが取り扱われました。
講座は、講師の佐藤氏が用意してくださった資料をもとに進められ、知的財産権を巡る背景や知的財産権の種類の紹介があった後、特許制度、実用新案制度、意匠制度、商標制度のような知的財産権を保護する制度について説明がありました。このような制度を活用していくことが、どのように企業にとって有利に働くかも具体例を挙げながら紹介され、知的財産権の有用性が十分に示されていました。
参加者は、資料の内容を踏まえながら講師の説明を聴き、知的財産権の仕組みや重要性を学び取ろうとしていました。質疑応答では、参加者から特許に関する質問がいくつもあり、関心の高さがうかがい知ることができました。
ワークショップは、今年の3月まで毎週開催され、事前の申し込みを行えば誰でも参加することができます。