2016年10月16日

「サイエンス・デイ2016 知のフォーラム賞 受賞記念講演会」に参加しました

 「サイエンス・デイ2016 知のフォーラム賞 受賞記念講演会」(主催:東北大学知の創出センター、宮城県仙台第二高等学校 物理部)が10月16日(日)に、知の館(TOKYO ELECTRON House of Creativity)で開催されました。
本イベントは、7月17日(日)に開催された『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2016』(主催:特定非営利活動法人 natural science)にて、「東北大学知のフォーラム賞」を受賞した宮城県仙台第二高等学校物理部に、副賞として授与した「知の館の1日使用権」を利用したイベントとして企画されました。

 午前の部では、まず、村松淳司先生(東北大学多元物質科学研究所・所長)から「いつもの生活から最先端サイエンスワールドへ」、石原真吾先生(同・助教)から「粉体の物理シミュレーション〜大学での研究と産業応用〜」、笠井均先生(同・教授)から「有機ナノ粒子:光学材料からナノ薬剤まで」と題してお話いただきました。高校生は研究と実生活とで密に関係のある内容に強い興味を持った様子で、先生方のお話を聞いていました。

  • 村松先生の画像

    村松淳司先生

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    石原真吾先生

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    笠井均先生

  • 講演を聴く高校生の画像

    熱心に講演を聴く高校生

 続いて、東北大学に所属する学生の坂口萌さん、小畑詩穂さん、境沙和さん、遠藤夏奈江さんが「研究の『ここ』が、面白い!」をテーマに、理系を選択した理由や、東北大学大学院まで進学した過程を含めて、講話形式でお話しされました。進路を選択しなければならない高校生にとっては、先を行く先輩の貴重なお話ということもあり、熱心に耳を傾けていました。

  • 大学院生の画像

    講話を行った大学生・大学院生

  • 耳を傾ける高校生の画像

    大学生・大学院生の話に耳を傾ける高校生

 午後の部からは、宮城県仙台第二高等学校物理部より6件、同高校の生物部より1件のポスター発表が行われました。ポスターセッションには、午前の部で講演頂いた先生方、大学院生のみなさんをはじめ、知の創出センター副センター長の前田吉昭先生やプログラムコーディネータも参加しました。高校生は東北大学の先生方や大学院生に研究内容を説明し、質問に対して丁寧に答え、時には白熱した議論が繰り広げられました。研究の醍醐味の1つである、他者との議論により研究内容を深められる経験ができたのではないでしょうか。

  • ポスターセッションの画像

    ポスターセッションの様子

  • ポスターセッションの画像

    ポスターセッションの様子

 今回のイベントを通して、未来の研究者が誕生することを期待します!

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サイエンス・デイ2016 知のフォーラム賞 受賞記念講演会

日時:10月16日(日)10:00-15:00
場所:東北大学片平キャンパス 知の館(TOKYO ELECTRON House of Creativity)
主催:東北大学知の創出センター
   宮城県仙台第二高等学校
協力:東北大学多元物質科学研究所

タイムスケジュール:

■ 午前の部 多元物質科学研究所の研究者による特別講演会(場所:3階講義室)
村松 淳司 先生(東北大学多元物質科学研究所 所長)
 「いつもの生活から最先端サイエンスワールドへ」

石原 真吾 先生(東北大学多元物質科学研究所 助教)
 「粉体の物理シミュレーション ~大学での研究と産業応用~」
 
笠井 均 先生(東北大学多元物質科学研究所 教授)
小関 良卓 先生(東北大学多元物質科学研究所 助教)
 「有機ナノ粒子:光学材料からナノ薬剤まで」

学生からの講話(東北大学 坂口萌さん,小畑詩穂さん,境沙和さん,遠藤夏奈江さん)
 「研究の『ここ』が,面白い!」

■ 午後の部 宮城県仙台第二高等学校 物理部、生物部によるポスター講演会(場所:1階ラウンジ)


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