2016年11月5日 平成28年度リフレッシュ理科教室

「デジタル百葉箱をつくろう! 〜IoT時代ならではのアイディアを形にするための基礎を学ぼう〜」に参加しました

「デジタル百葉箱をつくろう! 〜IoT時代ならではのアイディアを形にするための基礎を学ぼう〜」(主催:公益社団法人応用物理学会東北支部・特定非営利活動法人natural science)が11月5日、東北大学片平キャンパスの知の館 (TOKYO ELECTRON House of Creativity) で開催され、小中学生を中心とした約20組が参加しました。今回の講座では「Arduino」と呼ばれるマイコンボードとセンサを利用しデジタル百葉箱を制作しました。

この講座は「圧倒的な基礎力と創造力をその手に」をコンセプトとし、1つ1つの要素技術を学び結びつけ、アイディアを形にできることを実感してほしいというねらいの下、行われました。開催にあたり,応用物理学会東北支部支部長の佐藤俊一教授(東北大学)は「センサは自動運転車などに用いられ、注目が集まっている」とセンサの応用可能性について紹介されました。

  • 佐藤俊一教授の画像

    開催のあいさつを行う佐藤俊一教授

  • 平岡孝一さんの画像

    講師の平岡孝一さん

講座では、講師を務める平岡孝一さん(natural science)が「デジタル百葉箱は温度・湿度・照度を各センサにより計測し、液晶画面に表示することができる」とデジタル百葉箱について概要説明を行いました。その後、使用する温度・湿度・照度の各センサの特性やArduinoについて説明を挟みながら、参加者は手元のキットで回路を組み、技術への理解を深めていました。

  • 参加者の画像1

    指導を受ける参加者

  • 参加者の画像2

4時間の講座の末、高さ20cmほどの実際の百葉箱を模したケースの中に回路が収められたデジタル百葉箱が完成すると、参加者からは歓声が上がりました。参加した宮城県仙台二華中学校の生徒は「次は自分でプログラムを組み、温度センサを使ってヒーターを作りたい」と目を輝かせていました。

  • 参加者の画像3

  • デジタル百葉箱の画像

    完成したデジタル百葉箱

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