2020年2月7日

東北大学 知のフォーラム「知のフォーラム プレミアム」を開催しました


 2020年2月7日(金)、東京都日本橋にある日本橋ライフサイエンスハブにて、東北大学知のフォーラム「知のフォーラム プレミアム」が開催されました。 「知のフォーラムプレミアム」は知のフォーラムの活動5周年を機に開催され、活動の一 部をご覧いただける一般公開イベントです。世界的フロントランナーが「災害科学」「氷の文化史」についてそれぞれわかりやすく解説頂きました。

 東北大学大学院工学研究科長 長坂徹也先生の開会挨拶の後、前田吉昭 知の創出センター副センター長より知のフォーラムの活動報告がありました。

  • 長坂 徹也 先生

    開会あいさつ
    長坂 徹也 先生 東北大学大学院 工学研究科長

  • 前田 吉昭 先生

    知のフォーラム活動報告
    前田 吉昭 先生 東北大学 知の創出センター 副センター長

 活動報告に続き、2名の先生方による講演が行われました。

 始めに、東北大学災害科学国際研究所長 今村文彦先生から「災害科学の進化と国際貢献」と題して、地震活動の活発化、地球規模の気候変動に伴う自然災害の増加により、大きな被害が繰り返されている現状と東日本大震災後に東北大学災害科学国際研究所(IRIDeS)を発足し、災害対応サイクルに基づいた災害科学の深化と実践的防災学の構築を柱に活動されている今を、詳しくご説明いただきました。

 次に、東北大学東北アジア研究センター長 高倉浩樹先生から「氷の文化史―ロシア北極域の先住民の環境適応と気候変動」と題して、アフリカで誕生したホモサピエンスがなぜ北極域に向かったのか、そこで暮らすためにはどのような適応が必要だったのかという問題意識を踏まえながら、シベリア先住民の文化における氷を利用する生活の知恵と、近年の地球温暖化が何をもたらしているのかについてご説明いただきました。

  • 今村 文彦 先生

    今村 文彦 先生
    東北大学 災害科学国際研究所長

  • 高倉 浩樹 先生

    高倉 浩樹 先生
    東北大学 東北アジア研究センター長

 東北大学理事・副学長(研究担当)早坂忠裕先生の閉会挨拶に続き講演者と聴講者の皆様との交流会が行われ、学術的・産業的観点からの意見交換の場として講師の方と参加者の皆様との交流の機会を提供できたものと思います。たくさんのご来場、ありがとうございました。

  • 早坂 忠裕 先生

    閉会あいさつ
    早坂 忠裕 先生 知の創出センター長

  • 会場の様子

    会場の様子

  • 東 哲郎 様

    東 哲郎 様
    東京エレクトロン株式会社 前最高経営責任者

  • 山口 光行 様

    山口 光行 様
    東京エレクトロン株式会社 CSR推進室

リンク:www.tfc.tohoku.ac.jp/other-activity/7070.html