2025年11月23日
そばフォーラム in 仙台 2025を開催しました
2025年11月23日(日)、東北大学青葉山新キャンパス・青葉山コモンズ大講義室にて、「そばフォーラム in 仙台’25」が盛大に開催されました。主催は宮城そば手打ち研究会です。
開会にあたり、全麺協 東日本支部 支部長代理 水野 敏雄氏より、東北大学でこのようなフォーラムを開催できた喜びと、両先生をお迎えできたことへの感謝」が述べられました。

藤沢 智子 氏
(司会)
芳田 時夫 氏
((一社)全麺協 東日本支部 支部長)
■ 大澤正昭博士 講演「粉物と蕎麦のルーツ」
大澤博士からは、中国の農業・食文化の歴史を背景に、蕎麦がどのように日本へ伝わり発展していったかがわかりやすく語られました。講演後には、藤沢智子さんによるトークショーが行われ、会場からの質問にも丁寧にお答えいただきました。

大澤 正昭 氏
(上智大学 名誉教授)
講演の様子
■ そば打ち実演と試食会
昼休みには、宮城そば打ち研究会遠藤徳生相談役の解説を交えて、同研究会松田俊広会長によるそば打ち実演が行われました。 有段者の熟練した技とわかりやすい解説に、参加者の皆さんは熱心に聞き入っていました。実演後には、秋保産の蕎麦が振る舞われました。 調理には、COI-NEXT「美食地政学に基づくグリージョブマーケットの醸成共創拠点」プロジェクトの一環で、環境科学研究科本館1Fに昨年設置された「SHOKU Lab」を使用し、 100名分をゆで上げました。施設をお貸しいただいた松八重先生、三橋先生に深く感謝申し上げます。参加者からは「香りが高くとても美味しい」と好評でした。

そば打ち実演の様子

試食会の様子
■ 大隅良典博士 講演
午後には、大隅良典博士による「私が辿ったオートファジー研究 ― 偶然や幸運に支えられて ―」と題した講演が行われました。 誰も取り組まなかったテーマに挑み続けた半世紀の研究生活、1985年に酵母細胞でオートファジーの現象を世界で初めて捉えたこと、わずか20本ほどだった関連論文が今では年間1万本に達していること、 そしてがん治療への応用も期待されていることなどが語られ、基礎科学の大切さと、それを支える社会の重要性が力強く訴えられました。
また、若手研究者支援のための「大隅基礎科学創成財団」の活動も紹介され、多くの方々の理解と協力が呼びかけられました。
(財団の詳細はこちら:https://www.ofsf.or.jp/)
講演後の藤沢智子さんとのトークショーでは、大隅先生の奥様も登壇され、共同研究のエピソードや研究生活の裏側など、ここでしか聞けないお話が披露されました。会場からは多くの質問が寄せられ、大いに盛り上がりました。

大隅 良典 氏
(東京科学大学 特任 / 栄誉教授)
トークショーの様子
■ 閉会挨拶
最後に、主催者である宮城手打ちそば研究会柏倉寛充代表より、そば文化の魅力を広げるため今後もこうした機会を継続していきたいとの挨拶があり、フォーラムは盛況のうちに閉会しました。

柏倉 寛充 氏
(宮城手打ちそば研究会 代表)
会場の様子
当日は参加者101名、スタッフを含めて関係者50名となるイベントとなりました。 多くの参加者にご来場いただき、中国の食文化史と最先端の生命科学という、異なる分野の研究者からの貴重な講演を一度に聴くことのできる、またとない機会となりました。 ご参加くださった皆さまに心より御礼申し上げます。