東北大学知のフォーラム
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2019年1月11日 (金)

知のフォーラム5周年記念プレミアム

講演1
「未来型医療への挑戦:錆びない体をめざして」
山本雅之
(東北大学東北メディカル・メガバンク機構長)

東北大学大学院医学系研究科医化学分野教授。東北大学ディスティングイッシュト プロフェッサー (2011、2015)。 東北大学医学部卒業。同大学院修了。医学博士。1983年ノースウエスタン大学博士研究員、1991年東北大学講師、1995年筑波大学教授を経て、 2007年より東北大学教授。2008年から2012年、同医学系研究科長・医学部長。2012年、東北メディカル・メガバンク機構設立とともに機構長に就任。 専門は医化学、酸素生物学。知のフォーラム2014年度テーマプログラム「次世代の医療情報:インフラストラクチャー構築に向けて」オーガナイザー。

講演2
「ニュートリノで調べる地球の成り立ちと宇宙の物質の起源」
井上邦雄
(東北大学ニュートリノ科学研究センター長)

大阪大学理学部物理学科卒業。同大学大学院修士課程において太陽ニュートリノ問題への挑戦を始める。 その後、東京大学大学院物理学専攻博士課程に進学し、カミオカンデ・スーパーカミオカンデでの太陽ニュートリノ観測へ研究を進めた。 1998年には「ニュートリノに質量があることの発見」により朝日賞をグループ受賞し、同年、東北大学ニュートリノ科学研究センター助教授に異動、 カムランド実験の立ち上げに加わる。そこでの太陽ニュートリノ問題解決により、2004年、第1回小柴賞を共同受賞し、同年より同センター教授、 2006年からは同センター長としてニュートリノ地球物理・天体物理などを推進している。知のフォーラム2016年度テーマプログラム「地球惑星ダイナミックス」オーガナイザー。


講演概要

知のフォーラム開設5周年を記念して2019年に開催された特別講演会をお届けします。

東北大学東北メディカル・メガバンク機構長の山本雅之氏には、「未来型医療への挑戦」と題して、 がんや代謝疾患から体を守る分子生物学的システムの仕組みをわかりやすく解説していただきました。 さらに、JAXAと共同で行われた、国際宇宙ステーションの実験棟「きぼう」でのマウス利用研究についてのお話もあります。

東北大学ニュートリノ科学研究センター長の井上邦雄氏からは、ニュートリノ研究の最前線をご紹介。ニュートリノとは、 これ以上は分解できない究極の粒子「素粒子」のひとつであり、捕らえることが非常に難しいと言われています。 東北大学では2002年より、世界最先端のニュートリノ検出実験「カムランド」を実施。 その立ち上げから携わっている井上氏が、謎多きニュートリノについてわかりやすくお話しします。

2019年1月11日 (金)/日本橋ライフサイエンスハブ/一般対象 (日本語)