2020年2月7日(金)
知のフォーラムプレミアム2019

講演1
「災害科学の進化と国際貢献」
今村文彦
(東北大学災害科学国際研究所長)
(東北大学災害科学国際研究所長)
津波工学・自然災害科学が専門。津波被害の軽減を目指し、津波予警報システムの開発や太平洋等での防災対策等の研究を数多く実施しているほか、津波数値技術移転国際プロジェクトTIME代表、中央防災会議専門調査会委員、東日本大震災復興構想会議検討部会、一般財団法人3.11伝承ロード推進機構代表理事等を務める。主な受賞歴として、2014年にNHK放送文化賞、2015年に文部科学大臣表彰(科学技術振興部門)、2016年に防災功労者内閣総理大臣表彰など。防災科学をリードする世界のトップリーダーである。知のフォーラム2014年度テーマプログラム「大震災の復興と今後の国際防災戦略——実践防災学の創生」オーガナイザー。

講演2
「氷の文化史──ロシア北極域の先住民の環境適応と気候変動」
高倉浩樹
(東北大学東北アジア研究センター長)
(東北大学東北アジア研究センター長)
専門は社会人類学。2012年に「シベリア地域研究における新局面の開拓と展開」に関する業績で大同生命地域研究奨励賞を受賞。北極圏に暮らす先住民の環境適応とその歴史についての人類学的研究で国際的に知られている。東日本大震災以降は災害復興と文化の役割の関係を調査研究しているほか、北極圏気候変動の社会影響についても業績がある。主な著作に『極北の牧畜民サハ』(昭和堂)、『極寒のシベリアを生きる』(編著/新泉社)、『震災復興の公共人類学』(共編著/東京大学出版会)などがある。知のフォーラム2018年度テーマプログラム「東北アジアの大陸地殻安定化と人類の環境適応」オーガナイザー。
講演概要
好評を博した5周年記念プレミアムを継続する形で、2020年には「知のフォーラムプレミアム」が開催されました。東北大学災害科学国際研究所長の今村文彦氏には「災害と国際貢献」という視点で、同東北アジア研究センター長の高倉浩樹氏には「氷の文化史」という、いずれも大変興味深いテーマでご講演いただきました。
2020年2月7日(金)/日本橋ライフサイエンスハブ/一般対象(日本語)
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