東北大学知のフォーラム

2014年12月26日(金)

ノーベル物理学賞・天野浩氏特別講演会

講演1
「明るく省エネ効果抜群の白色LED光源を可能にした高効率な青色LED」
天野 浩
(名古屋大学特別教授)

名古屋大学未来材料・システム研究所未来エレクトロニクス集積研究センター長・教授。 名古屋大学工学部卒業。工学博士。2002年、名城大学理工学部教授。2009年、応用物理学会フェロー。 2010年、名古屋大学大学院工学研究科教授。学生時代の指導教官である赤﨑勇・名古屋大学名誉教授と共に、 青色LEDに必要な高品質結晶創製技術の発明に世界で初めて成功。赤﨑氏と、 同じく青色LEDの研究者である中村修二氏と共に2014年、ノーベル物理学賞を受賞。

講演2
「白色LED光源の発光原理、開発経緯、そして、その意義」
松岡 隆志
(東北大学金属材料研究所教授)

1978年、NTT武蔵野電気通信研究所に入所後、 NTT物性科学基礎研究所を経て、2005年、東北大学金属材料研究所教授。 その間、現用の光通信用光源の実用化とともに、青色発光材料としてInGaAlNを提案。 InGaN単結晶薄膜成長およびフォトルミネッセンスの観測などの青色LED実現への先進的役割を果たす。 専門は半導体工学。現在、省エネとエネルギー発生を目指し、窒化物半導体材料の開発を行っている。


講演概要

2014年、青色発光ダイオード(青色LED)開発への貢献によりノーベル物理学賞を受賞した天野浩氏。 知のフォーラムではこれを記念して、東北大学物質多元研究所との共催で特別講演会を開催。600名を超える高校生のほか、 大学生、大学院生、一般の方を含めて1000名規模が参加する大講演会となりました。 折しも、天野氏が来仙された際には「SENDAI光のページェント」が開催されており、 数十万に上るLEDライトのイルミネーションが定禅寺通りを輝かせていました。

2014年12月26日(金)/仙台市民会館/高校生・大学生・一般対象(日本語)