募集要項
■ 募集人員
20名
■ 募集対象
日本国内の高等学校に通っている1,2年生の女子で、かつ次の要件を満たすもの。
1 女性科学者としての将来を考えている方。
2 短期的・長期的な視野で物事をとらえ問題・課題意識を持っている方。
3 当該問題・課題を解決に向けての行動を実践している方。
■ 支援内容
・最寄りの駅などから仙台までの往復の交通費
・イベント参加中のホテルの宿泊費などの経費
*個人の支出に係る部分は負担しません。
■ 申込方法
下記の申込書に必要事項 (学生証の写しも添付してください。) を記載の上、
電子メールにてasu-sozo★ml.tohoku.ac.jp(★を@に変えて送信下さい) へ申請してください。
応募者多数の際には、書類選考で結果をお知らせいたします。
■ 申込書
ダウンロード[Word]
■ 申込締切
2017年12月15日(金) 延長しました! 2018年1月15日(月)
講師紹介
ナビゲーター
大隅 典子 先生
東北大学大学院医学系研究科
創生応用医学研究センター長
東京医科歯科大学歯学部卒。同大学院修了後、同大学助手、国立精神・神経センター神経研究所室長を経て、1998年から東北大学大学院医学系研究科教授。
〜 大隅先生からのメッセージ 〜
あなたは将来、どんな仕事をしたいですか? 大学に進学することは、夢に近づくための一歩ですが、大学入試はゴールではありません。
自分が好きでなおかつ得意なことを職業にすることができればベストですね。
私は脳科学の研究をしていますが、これは「スピード・変化・自由」が好きな私に向いている仕事です。
皆さんも自分が好きで得意な方向を探しましょう。もし見つからない場合には、選択肢を狭めないように、なるべくオールラウンドに知識を付けるのがお勧めです。
講師
松八重 一代 先生
東北大学大学院
環境科学研究科 教授
早稲田大学政治経済学部卒、同大学院経済学研究科修士課程修了、同博士後期課程単位取得の上退学、2006年2月博士 (経済学) 。 東北大学大学院環境科学研究科助手、助教、准教授を経て2011年4月工学研究科金属フロンティア工学専攻准教授。 2015年10月より2016年7月までクイーンズランド大学にて在外研究、2016年8月より現職。
〜 松八重先生からのメッセージ 〜
Girls, be Positive, Ambitious, and Independent!
顔を上げて、前を向いて、やりたいことをあきらめない。
自分の未来は自分で決める (ように心がける) 。 失敗はします。時には怒られることもあります。でも、その経験は確実に貴女を賢く、強 く、たくましくします。
悩み、もがいて、手に入れる経験は貴女だけのかけがえの無いものです。 困難な状況は笑いとばして楽しんで!そのチャレンジが血となり肉となるでしょう。
まだ私自身も、日々悩み、もがいている最中です!
講師
国松 志保 先生
東北大学病院眼科
講師
1993年千葉大学軟式テニス部卒業、東京大学医学部眼科・研修医。1994年東京大学医学部分院眼科・助手。1995年国保旭中央病院・医員。 1996年日本医科大学眼科・助手。1998年東京大学医学部眼科・助手。2005年自治医科大学眼科・講師。2012年東北大学病院眼科・助教、自治医科大学眼科・非常勤講師。2013年より東北大学病院眼科・講師。
〜 国松先生からのメッセージ 〜
みなさんは、日ごろから、「なぜ?どうして?どうする?」と思うことがあると思います。
今はもしかしたら、そう思ったまま、立ち止まっているかもしれません。大人になると、科学者になると、少しずつ、自分の力で、その答えをだしていけるようになります。
そこには、素晴しい先輩からのご指導があったり、多くの方との御縁があったり・・「生きているってスバラシイ!」
みなさんにも、将来、研究を通して、日々、そう感じてほしいと願っています。
ファシリテーター
東北大学
サイエンス・エンジェル
東北大学サイエンス・エンジェル (SA) とは次世代の研究者を目指す中高校生に「女性研究者ってかっこいい!」、「理系進学って楽しい!」という思いを伝える為に結集した、東北大学の自然科学系女子大学院生です。 女性研究者のロールモデルとしてセミナーやイベントに参加し、科学の魅力・研究のおもしろさを伝えています。愛称は「SA (エスエー) 」。 普段は宇宙・自然・ロボット・環境・ヒトや動物の身体のしくみなど、それぞれの専門分野で日々研究をしています。
プログラム
3月3日 (土)
- 12:30 – 13:00
- 受付 知の館 (TOKYO ELECTRON House of Creativity) [アクセスマップ]
- 13:00 – 13:10
- 自己紹介
- 13:10 – 13:20
- 挨拶ナビゲーター医学系研究科 大隅 典子 教授
- 13:20 – 13:25
- 挨拶 知の創出センター 房木 ノエミ 特任准教授
- 13:25 – 13:35
- 来賓挨拶 東京エレクトロン宮城株式会社 ソフト技術開発部 ソフト7グループ 山本 智子 様
- 13:35 – 14:15
- 講演 1「サプライチェーンを紐解くことで見える資源利用に関わる環境・社会影響」
講師環境科学研究科 松八重 一代 教授講演内容
世界的な資源需要の増大は一次資源供給国、精錬技術を有する国での採掘による土地改変、素材精錬に伴う環境負荷排出の増大を引き起こします。 精錬技術が未熟な途上国では、環境負荷排出の制御が適切に行われず、そこで働く人々の健康に甚大な被害をもたらすこともあります。
また違法な採掘、適正な管理が行われていない鉱山開発は文化財の損失や、希少生物の生息を脅かすこともしばしば起こります。
鉱山開発、素材精錬の場で発生する環境・社会への負のインパクトは、最終製品を利用する消費者の視野の外にある機会が多く、 目の前で行われるモノの消費が、資源の最上流でのどのような影響をもたらしながら手元にきたものか想像することは確かに難しいことです。
我々の経済活動はどのような資源利用の上に成り立っているのでしょうか。サプライチェーンを紐解き、資源の流れを明らかにして、その上流側の環境・社会影響について考えてみましょう。 - 14:15 – 14:25
- 休憩
- 14:25 – 15:05
- 講演 2「視野狭窄患者の自動車運転能力」
講師東北大学病院眼科 国松 志保 講師講演内容
大学病院の医師は、「臨床」「教育」「研究」の3つの仕事を担っています。 私が携わっている臨床研究は、日常の臨床現場で感じた「なぜ?どうして?どうする?」といった疑問を解決するために行います。
私が研究対象としている緑内障という病気は、徐々に視野が狭窄する病気であり、わが国の、40歳以上の成人の有病率は5%と報告されています。 緑内障は、痛みもなく、ゆっくり進行し、多くの場合は、末期になるまで中心視力が保たれるため、自覚症状がないのが特徴です。
日本では、視力が良好であれば、高度な視野狭窄があっても、運転免許を取得できます。そのため、「左右の確認をしたのに、 側方から突然来た自転車と衝突した」など、視野狭窄による安全確認の不足が原因と疑われる事故が起きています。
自動車事故を減らすためには、どうすればよいのでしょうか?本講演では、ドライビングシミュレーターを用いた視野狭窄患者の自動車運転能力の研究についてお話したいと思います。 - 15:05 – 15:15
- 休憩
- 15:15 – 15:30
- 東北大学サイエンス・エンジェル (女性の理系学生) からの活動報告
- 15:30 – 15:40
- 記念撮影
- 15:40 – 16:45
- バス移動
(宿泊先到着後) 宿泊先でのグループ討議、宿泊部屋などの説明、記念撮影
*宿泊先 : 秋保温泉 - 17:00 – 18:20
- グループ討議
*4〜5人のグループで課題について討議します。
*東北大学サイエンス・エンジェル1名がファシリテータとして参加します。 - 18:30 – 20:30
- 夕食
(以後自由) 宿泊部屋は、グループ討議のメンバー4〜5人での1部屋となります。
3月4日 (日)
- 7:00 – 7:55
- 朝食
- 8:00 – 8:50
- グループ討議発表
- 9:30 – 10:30
- バス移動
- 10:30 – 11:00
- 東北大学大学院医学系研究科 発生発達神経科学分野・大隅研究室 見学
- 11:10 – 11:30
- 東北大学片平キャンパス・仙台駅 解散
*なお、予定については予告なく変更があることをご了承願います。
アクセスマップ
[講演会会場]
東北大学知の館 (TOKYO ELECTRON House of Creativity)
〒980-8577 仙台市青葉区片平2丁目1–1
TEL: 022-217-6292 FAX: 022-217-6293

お問い合わせ
東北大学研究推進・支援機構知の創出センター事務室
〒980-8577 仙台市青葉区片平2丁目1–1
TEL: 022-217-6091 FAX: 022-217-6097
Email: asu-sozo★ml.tohoku.ac.jp (★を@に変更してください)