開催概要

 本特別講演会では、「まちづくり」と「地方創生」をテーマに、大学、行政、企業それぞれの視点から、これからの地域社会のあり方を探ります。
 日本各地で人口減少や少子高齢化が進むなか、持続可能な地域社会を築いていくためには、多様なステークホルダーの連携が不可欠です。行政主導の取り組みに加えて、企業や大学、地域団体、さらには地域外の人々が、それぞれの知識や経験、ネットワークを活かしながら、まちづくりに関わることがますます期待されています。本イベントでは、具体的な実践事例を紹介する講演と、異なる立場の登壇者によるパネルディスカッションを通じて、地域社会が直面する課題を捉え、持続可能なまちづくりに向けた新たなアプローチを考えます。また、若い世代や地域外の人々が、地域の未来づくりにどのように主体的に関わっていくことができるのかについても議論します。あわせて、未来社会デザイン塾におけるこれまでの活動や成果を紹介し、大学・企業・行政・地域社会の今後の連携について考える機会とします。
 地域づくり、地方創生、まちづくり、地域課題の解決、人材育成に関心のある学生、教職員、自治体・企業関係者、一般の方まで、幅広い皆さまのご参加をお待ちしております。

日時 2026年11月28日 (土) 13:30–17:10
開催方法 ハイブリット
会場 東北大学片平キャンパス知の館 (TOKYO ELECTRON House of Creativity) [アクセス]
定員 (先着順) 現地参加:70名
オンライン:200名
申込 必要 (参加費無料)
申込フォーム
※申し込みフォームに必要事項を入力後、送信ボタンを押してください。
申込締切 2026年11月20日 (金) 17:00

プログラム

13:30–13:35 開会挨拶
13:35–14:05 話題提供
「地方から未来を創る ~未来社会デザイン塾での学生教育の取り組み」
高浦 康有 (東北大学大学院経済学研究科 准教授)

本報告では、南三陸や天童、美里、西川、富岡、鶴岡等、東北各地でのフィールドワークや地域企業訪問を通じて、4年間にわたり学生 (主に経済学部生) が主体となって進めてきた地域課題解決提案の実践事例を紹介します。農福連携やDX、資源循環といったテーマに対し、そばくり博覧会やCSR構想インゼミ等の全国学生交流会での発表活動を通じ、学生教育が紡ぐ持続可能で心豊かな地域社会デザインの可能性について考えます。
14:05–14:45 講演1
「地球時代のコモンズデザインの展望~PPPの理念に基づく持続可能な地域創造の実現」
風見 正三 (都市計画家、宮城大学 参与・名誉教授)

本講演では、震災復興から発する持続可能な地域創造の理論と実践について、考えていきます。東松島市の「森の学校」、大崎市の中心市街地復興まちづくり、富谷市の「とみやど」や大亀山森林公園におけるツリーハウスプロジェクトなど、地域資源を活かしたまちづくりやPPPの理念に基づく、多様なステークホルダーの共創による「コモンズデザイン」の道程を踏まえながら、地球的な視野から地域創生を実践していく「地球人」の育成とその実践のための「知の共創拠点」の役割について、考えていきます。
14:45–14:55 質疑応答
14:55–15:25 講演2
「市民協働から考える地域課題解決とまちづくり」
須藤 健太郎 (仙台市市民局市民活躍推進部 市民協働推進課 市民活動推進係長)

本講演では、地域活動の担い手不足や社会環境の変化が進む中で、地域課題の解決に向けた市民協働の重要性についてお話しします。仙台市における市民協働の取り組みを紹介しながら、多様な主体の連携を促す仕組みや若者の参画促進などを通して、地域に関わる様々な主体の力をつなぎ、協働を生み出すことの意義や可能性についてお伝えします。
15:25–15:35 質疑応答
15:35–16:05 講演3
「逆参勤交代から考える地方創生~関係人口から行動人口へ」
松田 智生 (株式会社三菱総合研究所 主席研究員 / 丸の内プラチナ大学 副学長)

本講演では、都市部の人材が一定期間地域に滞在し、仕事や学び、地域活動を通じて地域と継続的に関わる「逆参勤交代」の考え方をもとに、これからの地方創生のあり方について考えます。人口減少や少子高齢化が進む中、地域の持続可能性を高めるためには、定住人口の増加だけでなく、地域外の人材が多様な形で地域に関わる「関係人口」の創出、そして、そこから一歩進んで地域で具体的な行動を起こす「行動人口」へとつなげていくことも重要です。講演では、都市と地方の間で人材・知識・経験が行き交う仕組みが、地域課題の解決や新たな価値創出にどのようにつながるのかを考えます。
16:05–16:15 質疑応答
16:15–16:25 休憩
16:25–17:05 パネルディスカッション
「地域の未来を共につくる —持続可能なまちづくりと次世代人材育成—」
モデレーター:
高浦 康有 (東北大学大学院経済学研究科 准教授)
登壇者:
風見 正三 (宮城大学 参与・名誉教授)
柳津 英敬 (東北大学大学院経済学研究科 特任教授)
松田 智生 (株式会社三菱総合研究所 主席研究員 / 丸の内プラチナ大学 副学長)

本パネルディスカッションでは、各講演で提示された地域主体のまちづくり、行政による地域課題への取り組み、関係人口の創出といった視点を踏まえ、これからの地域社会のあり方と、それを支える担い手について議論します。地域が抱える課題に対して、行政の施策や大学の専門性・機能をどのように活かし、多様な主体が連携して解決につなげていくことができるのかを考えるとともに、地域の現状や課題を若い世代にどのように伝え、地域づくりへの参画を促し、次世代の担い手を育成していくかについて意見を交わします。さらに、企業・大学・行政・市民がそれぞれの立場から地域課題に関わる意義や、こうした連携を持続可能な取り組みへと発展させるための条件を考えます。未来社会デザイン塾の活動とも接続しながら、若い世代や地域外の人材が地域の未来づくりに主体的に参画するための可能性を探ります。
17:05–17:10 閉会挨拶
主催
  • 東京エレクトロン株式会社
  • 東北大学 研究推進・支援機構 知の創出センター
後援
  • 一般財団法人三菱みらい育成財団
  • 仙台市
お問合せ 東北大学 研究推進・支援機構 知の創出センター
Email: tfc_co★grp.tohoku.ac.jp【★を@に変更してください】
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  • 主催者側が開催記録のために写真の撮影を行います。その際、ご参加いただいた方が写り込む場合がありますので予めご了承ください。
  • 場内外で発生した事故・盗難等について主催者側は一切責任を負いません。貴重品等はご自身で管理をお願いいたします。
  • ご入場は先着順となります。
  • 会場の駐車場は確保されておりませんので、公共交通機関のご利用をお願いします。

※「知のフォーラム」とは、ノーベル賞受賞者など世界の第一級研究者と若手研究者や学生が日常的かつ 機動的に柔軟な議論を行うことを通じて、 人類共通の課題の解決に挑戦し、将来のグローバル・リーダーを養成するなど、 国際的な頭脳循環のハブとして「知の飛躍」を創出する環境を醸成し、 研究力強化を図る訪問滞在型研究プログラムです。
www.tfc.tohoku.ac.jp