少子高齢化や人口流出による地方社会の衰退が指摘されて久しい。 2024年の「人口戦略会議」の推計によれば、東北は7割超もの市町村が消滅可能性のある自治体と認定されている。 どう持続可能な社会を地方も含めて構築していくかは、日本社会にとっての大きな課題である。 AIやデジタル化など、進展するテクノロジーの恩恵を最大限に活かして、自然環境との調和や心の豊かさ (ウェルビーイング) の実現を、 私たちは地方から目指していく必要がある。 地方で既に進行するものづくりやまちづくりの動向を見据えながら、テクノロジーと人間社会の理想的な関係を構想する。