国際シンポジウム

「持続可能社会が求めるデジタル人材の育成」

2024年2月1日(木) - 2024年2月2日(金)
東北大学 片平キャンパス 知の館(Tokyo Electron House of Creativity) 及び オンライン(Zoom)

国際シンポジウム

[掲載日] 2023.12.20

デジタル技術が、グローバルな社会構築のプラットフォームとして急速な進展をもたらし、デジタル技術を活用した生活が不可欠になり、それに沿って、デジタル技術の利便性向上のサイクルが進んでいる。 そのために、デジタル人材の育成が喫緊の課題となっている。本シンポジウムでは、デジタル技術の今後の展望とともに、どのような人材がこれからの社会に必要かについて議論を行う。

開催概要

日時 2024年2月1日(木) - 2024年2月2日(金)
会場 東北大学片平キャンパス知の館(TOKYO ELECTRON House of Creativity) [ アクセス ]
オンライン(Youtube配信)
定員 オンサイト:80名(先着順)
オンライン:200名
参加登録 参加費:無料
参加申込は締め切りました。お申し込みありがとうございました。
2024年2月1日(木)
プログラム
13:00-13:15
開会挨拶
小谷 元子(東北大学理事・副学長(研究担当)、東北大学知の創出センター長)
長久保 達也(東京エレクトロン株式会社 専務執行役員)

Session 1:基調講演(デジタル人材育成への提言)
13:15-14:00
講演 1
原山 優子(東北大学 名誉教授)
「明日の社会を先導する人材とは?」 資料

14:00-14:45
講演 2
鄒 幼涵(台北駐日経済文化代表処 科学技術部顧問)
「Brief introduction to achieve digital transformation for a sustainable society」(英語講演) 資料

14:45-15:00 休憩

15:00-15:45
講演 3
柴田 健太郎(経済産業省商務情報政策局 情報技術利用促進課 係長)
「DX推進・デジタル人材育成に関する取り組みについて」 資料

15:45-16:30
講演 4
戸田 哲哉(東京エレクトロン株式会社 システム開発部 部長)
「東京エレクトロンのデジタル人材育成への取り組みとサステナブル社会への貢献」 資料

Session 2:若手研究者ポスター発表
16:45-17:45
ポスター発表 [ 表彰結果はこちら ]

2024年2月2日(金)
プログラム
Session 3:デジタル技術の活用とデジタル人材育成
10:30-11:15
講演 5
笹尾 和宏(日鉄ソリューションズ株式会社 システム研究開発センター デジタルツイン研究部 主席研究員)
「人を支援し育成するためのアンビエントコンピューティング」

11:30-12:15
講演 6
岡本 哲英(株式会社ギブリーオペレーションDX事業部 マネージャー)
「デジタル技術の最先端、生成AIの現状と人材育成」 資料

12:15-14:00 休憩

Session 4:デジタル人材育成の取り組み
14:00-14:30
講演 7
椎名 洋(滋賀大学データサイエンス学 部長)
「滋賀大学におけるデータサイエンス人材育成の取り組み」 資料

14:30-15:00
講演 8
長坂 徹也(東北大学副学長・未来科学技術共同研究センター長)
「東北大学におけるアントレプレナー育成の取り組み紹介」 資料

15:15-15:45
講演 9
山内 保典(東北大学高度教育・学生支援機構 高等教育開発部門 准教授)
「未来社会デザイン塾の取り組みー未来の寓話プロジェクト」

15:45-16:15
講演 10
福島 康裕(東北大学大学院環境科学研究科 教授)
「デジタル×サステナブル社会に貢献する技術革新と価値評価」 資料

Session 5 パネル討論
16:20-17:20
テーマ 「持続可能社会のためのデジタル人材育成の在り方について」
モデレーター:
市川 和利(東北大学大学院工学研究科工学研究企画室 特任教授)
パネリスト:
・戸田 哲哉(東京エレクトロン株式会社 システム開発部)
・長坂 徹也(東北大学副学長・未来科学技術共同研究センター)
・椎名 洋(滋賀大学データサイエンス学部)
・岡本 哲英(株式会社ギブリーオペレーションDX事業部)
・笹尾 和宏(日鉄ソリューションズ株式会社 システム研究開発センター デジタルツイン研究部)

閉会挨拶
17:20-17:30
荻野 裕史(東京エレクトロン株式会社サステナビリティ統括部 部長)

アブストラクト

原山 優子(東北大学 名誉教授)
「明日の社会を先導する人材とは?」
デジタル技術の社会への浸透は、生成AIの台頭もあり、更に加速を続けている。 生産性、便利さの向上はもとより、社会システムの変革をも促す。この流れを誘導する 「デジタル人材」に対しては、技術的なチャレンジに留まることなく、社会へのインパクトにも配慮した行動が望まれる。 言い換えるなら、デジタル技術の開発に携わるものには、「明日の社会を先導する」という視点が欠かせないということで、 この点を、「デジタル人材の育成」をテーマとする本シンポジウムに問題提起させていただきたい。


柴田 健太郎(経済産業省商務情報政策局 情報技術利用促進課 係長)
「DX推進・デジタル人材育成に関する取り組みについて」
現在、DX推進の機運が社会全体で高まっていますが、DXの現場ではデジタル人材の不足など、様々な課題に直面しています。 本講演では、日本のDX推進・デジタル人材の現状を概観した上で、日本全体でDXを推進していくための政策についてご紹介いたします。


戸田 哲哉(東京エレクトロン株式会社 システム開発部 部長)
「東京エレクトロンのデジタル人材育成への取り組みとサステナブル社会への貢献」
デジタル技術が必要不可欠となった社会において、半導体業界や東京エレクトロンが果たすべき役割がますます高まっています。 一方で、社会や企業が抱える課題も高度化、複雑化していると感じています。そのような環境における、 東京エレクトロンのデジタル(DX)の取り組みや人材育成、課題と対応について説明します。


笹尾 和宏(日鉄ソリューションズ株式会社 システム研究開発センター デジタルツイン研究部 主席研究員)
「人を支援し育成するためのアンビエントコンピューティング」
デジタル技術の発展によりあらゆる場所で人を支援することができるようになってきた。 本講演では、遍在するセンサやAIなどの組み合わせによって人をアシストする技術であるアンビエントコンピューティングの概要と事例について紹介する。


岡本 哲英(株式会社ギブリーオペレーションDX事業部 マネージャー)
「デジタル技術の最先端、生成AIの現状と人材育成」
本講演では、『デジタル技術の最先端、生成AIの現状と人材育成』をテーマに掲げ、生成AI市場の最新動向と生成AI活用に必要な人材に焦点を当てます。 生成AIの市場状況への深い洞察、日常業務への効果的な組み込み方、そして何より、生成AIが人材育成に及ぼす影響について詳しく解説します。 この講演は、技術の最前線に関心を持つ教育関係者にとって、最新の知識と実践的な学びの機会を提供し、将来の人材開発や教育のあり方について新たな視点を提供します。


椎名 洋(滋賀大学データサイエンス学 部長)
「滋賀大学におけるデータサイエンス人材育成の取り組み」
2017年に日本で最初のデータサイエンス学部を創設した滋賀大学では、2023年3月に学部、修士それぞれで第三期生を輩出したところです。 約7年に渡る学部、大学院における人材教育について簡単にご報告したいと思います。


山内 保典(東北大学高度教育・学生支援機構 高等教育開発部門 准教授)
「未来社会デザイン塾の取り組みー未来の寓話プロジェクト」
未来社会デザイン塾では、現在、未来の寓話プロジェクトをすすめている。 そのプロジェクトでは、未来を舞台にした寓話を、対話を通じて作成し、同時に、そこで作成された寓話をもとに、未来について対話を行うことを計画している。 報告では実演も交えながら、その目的と方法、今後の展望などについて報告する。


ポスター発表表彰結果

8件のポスター発表のうち、以下4件のポスター発表(順不同)に「東京エレクトロン賞」を授与いたしました。


「未来の寓話から考える持続可能な介護支援」
東北大学大学院 工学研究科 寺山隼矢、渡部澄葵
東北大学文学部 門間晴風


「半導体関連製品のサプライチェーンリスク解析」
東北大学大学院環境科学研究科 張政陽、竹本創、松八重一代


「SDGsとつながるDX化が抱える課題~酒造業編~」
東北大学経済学部 高浦ゼミ4年生チーム(近江綾和、内藤大貴、柏田蓮星、岩佐隆宏、前川洸之郎、蘆田竜平、鈴木芽衣、青木佑斗)


“Exploring Positive and Negative Effects Induced by Innovations in Information Industries”
Tsai-Wei Wu, Yasuhiro Fukushima, Graduate School of Environmental Studies, Tohoku University, Japan


■共同主催
· 東京エレクトロン株式会社
· 東北大学研究推進・支援機構 知の創出センター
· 東北大学大学院工学研究科
· 社会にインパクトのある研究 E-1 心に豊かさを灯す社会の創造 ~科学技術を適切に組み入れて~

■お問合せ:
東北大学研究推進・支援機構 知の創出センター(担当:前田・古賀)
Email:tfc_webinar2★grp.tohoku.ac.jp (★を@に変更してください)